ゆとり世代のプロサッカー選手。丸山龍也のオフィシャルブログ。現在は欧州リトアニアでプレー中。

2015年4月1日

サッカーとは、自然である。

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去年の今頃、良く言い聞かせていた言葉、それが「サッカーは自然」。

 

 

 

今はモンゴルリーグでプレーして2年目になる、野村和正選手(弟は横浜FCの野村直輝選手)が、去年一緒にトレーニングする中で、よく言っていた言葉。

かずさんは、中国地方では学生サッカーでそれなりのキャリアを積んできた選手だけど、大学卒業後は普通に就職。その後26歳になって、プロを目指すべく脱サラして横浜に来るというなかなかの人。好きなキャラクターはスナフキン。

野村和正

26歳で、しかもブランクがあり、それでもプロを目指すということに、かなり葛藤もあったと思う。
そんな状況で、トレーニングで上手くいかないことや、サッカーで辛い出来事があると、きっと若い選手よりも一層ストレスは大きく感じていたはず・・・なんだけど。

 

 

 

去年の今頃、そのかずさんは毎日のトレーニングを実に充実した表情で取り組んでいた。もちろんミスもあるんだけど、そんなことはお構いなしっていうか、いつしか、あまりにもどっしりしてるから「長老」とか呼ぶようになってた。笑

当時、俺はメンタル的に成長することに非常に興味があったので、かずさんからなにか学ぶべく、練習後よくかずさんと座談会をしてた。三十路を迎えるのぐさんも加わって、周りには10代の選手が多い中、「プロを目指す」にはオッサンすぎる選手たちで、ディスカッションしていた。懐かしいな。


長老、今日の練習中何考えてた?
あのトレーニングの時何を意識してたの?
かずさんあそこのミスの時どう感じた?
俺は今日こんなメンタルでプレーしてて・・・etc


俺は3月中頃までタイにいたし、かずさんはその後すぐにモンゴルに行ってしまうし、座談会という名の秘密ミーティング?は、恐らく桜が咲いてる頃に始まり、半袖でも過ごせる季節に差し掛かったぐらいまでの、非常に短い期間しか開催されてなかったと思う。

でもあの頃、練習後にだらだら話していた時間の中で学んだことは、今も時たま思い出して意識してるぐらい、有意義な時間だった。非常に経験値の高まる空間だった。

 

 

 

その座談会でのよく出てきた言葉のひとつが、かずさんが繰り返し言っていた、

 

 

「サッカーって自然なんだよね〜」
ということ。

 

 

 

このままじゃ絶対伝わらないから解説する。笑



普通に生きていれば、暑くなったり寒くなったりする。雨も降る。雪も積もるし、雷も鳴るし、地震だって起きる。

それはサッカーも同じだと。
サッカーしている限り、良いプレーも普通に出るし、ミスはするし、上手くいかないこともあるし、出来ないこともある。でもそれは自然なことで、当たり前に起きることだから、気にする必要はないと。

 

雨が降って、「どうして雨が降ったんだ・・・」とは思わない。
雪が積もって「なぜ雪が積もったんだ・・・俺はどうしたらよかったんだ・・・」とも思わない。
雷も地震も、自分ではどうにもならない。でも、それが普通だし、みんなの常識。

 

 

繰り返すけど、それはサッカーも同じ。ミスは雨が降るように時々起こる。

 

失敗は絶対するし、良いことも起きる。いちいち一喜一憂してても仕方がない。

ミスしたら「あー今日は雨なのかー残念」ぐらいで良い。
良いプレーがあったら「今日はいい天気だな〜」ぐらいで十分。

 

 

もちろんミスは改善していくし、長所は伸ばしていくんだけど、それは天候に合わせて着るものをコーディネートするのと同じで、普通に当たり前にやっていけば良い話。
必要以上に悲しんだり、ツラくなったり、または理由をつけて自分を肯定したりしなくてもいい。

 

 

ミスしたことに関して、「この程度でミスしてるようだとプロでは・・・」みたいに、シリウスな思考パターンで考えがちな自分にとって、かずさんがこういう言葉をかけてくれたのはとても良かった。

 

実際、その後の練習で上手くいかない時、かずさんが「まる、自然、自然」とか言ってくれたりしてた。それで、あ~~そうだ、自然ね。と、自分のミスを雨が降ってるぐらいの出来事と同じだと考えなおしてみると、その後メンタル的にいい感じになって、結構トレーニング効果というか、充実度も上がってたりしてた。

結果的にミスも減ったりしてた。

 

 

 

 

 

 

 

 

サッカーにも人生にも正解はない。

ミスしたことに対して、深く反省して自分を追い込んで、鬱になるぐらいまで悩み倒すことも、成長に繋がると思う。むしろ、そういう自分を追い込む経験が欠けてる人間は、実に考え方も浅はかだったりする。

 

でも、そんな考え方だけじゃどうしてもキツイ時もあるし、そんな時にこういう言葉や経験をしてると、違う角度から壁を乗り越えたり出来ると思う。

 

 

 

 

契約したは良いものの、あまりうまくいってない。
自分のプレーがいまいち出せないし、厳しい。
なんというか、インパクトも欠けるし、とても苦しい毎日。

 

でも、これは自然なのだ。

沖縄に住んでたけど北海道に引っ越して、雪の多さに戸惑ってる。そのぐらいのことなのだ。

 

サッカーは自然。上手くいかないことは当たり前にある。雨が降るようにミスはするし、梅雨のように上手くいかない日ばかりだったりもする。でも、それはそれ以上でもそれ以下でもない。普通、日常、いつものこと。

 

 

明日からまた頑張ろう。

 

かずさんの記事>> http://football-tryout-academy.com/blog/?p=1227

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