ゆとり世代のプロサッカー選手。丸山龍也のオフィシャルブログ。現在は欧州リトアニアでプレー中。

2015年1月27日

サッカー中の「大丈夫」ってセリフは、実は全然大丈夫じゃないんだよねえ

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jesp


DJあおい師匠が”大丈夫”をテーマに記事を書いてました。

リンク:DJあおいのお手をはいしゃく「ショートコント『大丈夫』」

 

これは女の人の大丈夫は大丈夫じゃない!ってのをコミカルに書いてるわけですが、これってサッカーでも良くあるなーってのがザックリとした僕の感想。

基本的にあおいさんのブログは女性目線なことが殆どなわけですが、目線が女性でテーマが恋愛なだけで、本質的に言ってることは人生哲学とかライフハックに近いものだと僕は思っています。

 

だからあおいさんのブログやツイート読むとサッカーも上手くなるのだ。

 

 

 

 

というわけで、今日はあおいさんブログキッカケで大丈夫問題について。チョイ長。

 

 

 

FTAにいた時、非常に日常的な話題としてミーティングに上がっていたのが「大丈夫問題」。人を変え、言い方を変え、状況を変え、毎日のようにこの「大丈夫問題」が議論のテーマになる日が一時期続いていました。

 

 

 

 

 

 

 

俺を例に出して言うと、

 

 

 

誰か「マル?どうした大丈夫か?」

オレ「大丈夫っす!」

 

 

という会話があった時は、大抵の場合オレは大丈夫ではない。ということ。なんですよね。大丈夫と答えてる時は大丈夫じゃねえぞ、という揚げ足取りにも聞こえるこの理論。

 

 

くわしくくわしく。

 

 

 

最初これを指摘された時には、大丈夫だっつってんだろ!馬鹿!とブチ切れそうにもなったけど、周りから逐一「大丈夫って言ってる時は大丈夫じゃねーんだぞ?」と説法を説かれ続けると、次第に「たしかに、大丈夫は大丈夫じゃねえ」ってのがわかるようになってきました。

 

 

 

 

そもそも、「大丈夫?」って誰かに聞かれるってことは、旗から見るとオレが大丈夫じゃないように感じるからそうやって聞かれてるわけなんですよね。ここを理解する必要があります。

 

 

 

足が痛い時、メンタルがグチャグチャなとき、ミスが多い時、集中できてない時、キレてる時・・・どんな場面かはケースバイケースですが、とにかくオレが平常ではない時に誰かが「大丈夫?」と聞いてくるっちゅーこと。

 

 

 

つまり

 

 

 

 

大丈夫?と聞かれている=周りには大丈夫じゃないと見えている

 

 

 

これが大丈夫理論の大前提です。

イメージ出来ない場合は、自分が人に「大丈夫?」と聞く時を思い浮かべてみると良いと思います。大丈夫じゃなさそうだから、大丈夫?って聞いてるわけじゃん?大丈夫なわけねーんだよ。

 

 

 

まあ実際に大丈夫と答えている方も、

メンタルグチャグチャだし足も痛いし色々問題はあるけど、なんのこれしき!この程度では負けてられん、あーこんちくしょう・・・!大丈夫っ凸(`Д´メ)

 

って感じで答えてる場合が殆どで、大丈夫じゃないのはよくわかってるはずなんですが、負けず嫌いなのかプライドが許さないのかそういう美徳の持ち主なのか、そういうメンタルを経て、「俺は大丈夫だ!」と答えてるわけです。

 

 

 

でも人間とかサッカーって不思議なもので、そうやって人にも自分にも嘘をついてるとメンタルはどんどん下降していくし、パフォーマンスは落ちるし、実際あんまりいいことはない。

我慢して戦う!的な所は一種のカッコよさとか男臭さは周りには与えられるけど、それ以上のメリットはなくて、むしろデメリットの方が大きいんですよね。

 

 

 

サッカー的に、パフォーマンス的に大丈夫問題を言うと、大丈夫じゃない時は大丈夫じゃない!って素直に周りに言える方が、メンタル的にもスッキリするし、プレーも安定してくる。

 

これはFTAのメンバーがこっぴどく言われてることもあって、大丈夫!って答えるか否か?どっちがパフォーマンスが上がるんだ?ってサンプルは豊富です。ほぼ100%、素直に大丈夫じゃねえって言えたほうがその日の練習はうまく行く。

 

 

 

 

 

たーだ。

 

 

 

 

 

これ、日本人の概念だと実は結構むずい・

臥薪嘗胆、鉄意石心、石の上にも三年、待てば海路の日和あり・・・・ニッポン人は時に、弱さを見せず耐え忍ぶことを良しとすることの多い民族であります。

特に男ともなれば、「男なんだから我慢しろ!」「甘えるな!」「もっとキツイことやってる奴はたくさんいる!!!」と、少々のトラブルには折れるな!というのを幼少期から叩きこまれてたりするわけですが、我慢したり辛抱したりすることと、結果を出すことや上手くなることは別次元の問題です。

 

 

サッカー的に言うなら、素直な方がよっぽどいい。自分自身をさらけ出して100%で心の中を表現する。だから大丈夫じゃない時は素直にそうやっていう。実はこっちの方が甘っちょろいように見えて、超難しいのよね。だからこそ上手くなる。やってみりゃわかるわ。

 

 

 

 

大丈夫?って聞かれて、大丈夫じゃない!って答えるだけでもいいんですけど、サッカーは人と人とのコミュニケーションで成り立ってるわけですから、なぜ大丈夫じゃないかを明確に定義できた方がいい。

 

 

 

 

 

 

 

となると、

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫?」

「実は足が痛くてあんまりステップ踏めないんだよね!でもまだ出来そうだからもうちょっとやってみるわ!ありがと!」

 

 

「大丈夫?」

「もー全然この練習うまくいかねーわ!泣きそう!!!!くっそーーー!!!どうしたらいいの!教えて!!!」

 

 

「大丈夫?」

「うちのチーム、全然うまくいかないからちょっとイライラしてたわ!だから大丈夫じゃないね。教えてくれてサンキュー」

 

 

 

 

こんな風に答えられれば尚、よしです。

 

 

 

 

周りもなぜ大丈夫じゃないかってのがわかることで、新しい解決策や対処法も見えてくるし、何よりその空間の波長があってきて過ごしやすい空気ができる。

 

 

 

まー。さっきも同じようなこと書いたから繰り返しになるんだけど、実際問題こうやって言うのは難しい!

 

 

 

自分自身、弱さを見せるな!気合で乗り越えろ!甘えてる場合じゃない!厳しい道程越えてこそ!みたいな人間でしたから、この取っ掛かりが外れるまではかなりの時間を擁しました。てか、むしろまだ外れてない(笑)

 

 

 

 

 

 

サッカーやってりゃ大抵負けず嫌いなので、大丈夫じゃない!と認めることは、オレは相手や環境に負けたというようなものです。だからこんな風にサラッと言えた方が良いってわかってたって言えない。そんなもんですよねえ。

 

これを読んでくれてる読者の方々も、「そんな簡単に大丈夫じゃないなんて俺は言えねーぞ!」と思ってるに違いないでしょう笑

 

 

 

 

 

でも、人や環境と勝った負けたしてるうちはまだまだ。

成長するためにはとにかく自分と向き合うこと、ただそれだけ。ってことに気づけば、大丈夫じゃない!と答えて弱みを周りに晒すことなんて、大した問題じゃないし恥ずかしくも悔しくもなんともないって気づくはず。

 

 

 

強くいられる人間が強いんじゃなくて、自分の弱さをちゃんと認められる人間が、本当に強い人間なんだと僕は思います。

 

 

 

以上、DJ丸山でした。

 

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