ゆとり世代のプロサッカー選手。丸山龍也のオフィシャルブログ。現在は欧州リトアニアでプレー中。

2014年11月15日

ノマドライフットボーラーって職業を考えた時のお話

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スリランカでの練習時間は朝7時半から始まるか、夕方16時頃から始まるかのどちらかです。

ベトナムでもタイでもそうだったけど、基本的にアジアは年がら暑くて、日中は凄まじい日差しが照りつけてる。日本人ならそれでもどうにか練習しそうなもんだけど、アジア人はそんな環境だと、やる気スイッチが完全オフになるのは目に見えているので、涼しい早朝か夕方に練習するわけでして。

 

昨日だと午前午後の2部練習だったけど、今日は試合前日ということもあり午前はオフ。というわけで練習は午後からなので、カフェにいます。

いくつかスタートアップしたばかりのメディアで連載・執筆をさせて頂けるお話がありまして、もちろんそれはお仕事としてやるわけですから、午前中はカチカチと執筆活動に勤しんでました。お仕事依頼はみなさまいつでもどうぞ。また、友人なら言い値で!がモットーなのでなんでもやります笑

 

 

 

 

 

なんとまあ国民の平均月収が1万5000円のスリランカですが、この先もここで一生生活していくのなら今のままで十分。だけど、そうじゃないよというわけで。日本より物価が高い国も世界にはあるのだから、それなりに働かなければなりません。

加えてこれからマルヤマリュウヤという人物の社会的価値を高めていくことが必要だと思っていますから、ブランディング的なものも兼ねて、自分がいない世界に自分を放り込んでいくことは大切になってきます。多分。だからパソコンカタカタ仕事してる。

 

昨日の記事じゃないけど、そういうところから活路を見出すのは多分、自分の強みになってくるはず。だからちゃんと廻り回って自分のサッカーに還元できるように、サッカーとは違うことを好んでやる。

 

 

サッカーだけやってちゃ多分、小さいころリレーの選手になれた人にも、マット運動得意だった人にも、球技ならお任せ!って万能だった人にも勝てない。うん。多分。たぶん。

 

 

 

 

 

 

 

「20歳過ぎたら、ボール蹴ってもサッカーはうまくならない。人間として成長することが上手くなるのに大事なことだよ」

と、久保田勲選手に教えてもらいましたが、その発言の真意とは意味は違えど、僕が抱いてる考え方はそんなところに近いものがあると思います。

 

でも、こういう「外道、邪道、裏街道」な考え方になるまでは長い道のりを経てるんだよねええ。というわけで今日は、そのうち書こうとちくちく書きためてたものを編集してポストします。長いから読まなくていいよ笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ノマドライフットボーラーっていう造語を、数年前のリハビリ時代に作ったことがありまして。

 

 

 

 

 

 

 

 

当時、特定のオフィスに属さず、自宅やカフェなど好きな場所で仕事をする人を「ノマド(遊牧民)ワーカー」と呼んでカテゴライズする動きがムーブメントになってました。

安藤美冬さんとかそういう「ノマド」的な人が情熱大陸で取り上げられたり、各所でノマドについて議論されてそれがどんどん記事になったり・・・って動きが活発で、ある種「ノマドブーム」とも言えるような。そんな時期があった。

 

 

サッカー辞めようかななんてのも1日50回ぐらい考えてた時期だし、自分のもともとの人生観とかにどことなく近いものがあるから、ノマドってのは結構頭のなかに引っかかってた単語だった。ノマド、ノマドワーカー、ノマドライフ、、、そんな言葉が入ってる書籍は片っ端から読み漁って、読めば読むほど面白い世界だなあと。

「あのノマドって子、なかなか良くね!かわいいし、おしゃれだし!」って感じで異性を見る男子的マインド。

 

 

他にもセルフブランディングとかパラレルキャリアとかフリーランスとかクラウドソーシングとか、、、、そういう新しい時代のライフスタイルを推進する動きが世間では活発になってて、リハビリとバイトの合間にふむふむと色々勉強する毎日。それは現在もそうで、グノシーとかのニュースアプリは、サッカーよりもそんなのに関する記事をポンポンと拾ってくる。

 

 

そもそもサッカー選手って職業も結局はフリーランスみたいなもので、雇用されているというよりは自営業に近い職業。

自分のスキル・広告効果・影響力みたいなものをクラブに提供して、その仕事を評価したクラブから対価を得てってやって生活してるわけで。契約満了になれば文字通り「フリー」ですからそのあとに違うチームを探して、スポンサーとかも付けてみたり本書いてみたり・・・そういうお仕事がサッカー選手です。

 

 

下手なくせに何度も手術してるから、「もうサッカーやだ!」って言ったりしながらも、本当は心の底からサッカー選手になりたい自分。だからかわからないけど、それだけにノマドとかフリーランスとかの勉強するのは面白かった。

 

そういうフリーの世界では自分を売り込むことが大事というか必須だから、「コネクションの作り方」「仕事のとり方」「名刺はこういう風にしろ!」「仕事に対してこう取り組め!」みたいな記事は特に面白い。

サラリーマンからフリーになるって感じの本とかも、世の中のサッカー選手の多くはサラリーマン感覚に近いわけで、これはフリーランス意識を持とうとしてる俺は勉強せねば!とまじめに読んだ(笑)税金関係とかはすっぽかしてたけど。

 

実際にサラリーマンとして働いたことはないけど、家電量販店でほぼ社員みたいに働いてたりとか、ピザ屋とか寿司屋とか派遣とか、その他もろもろ数々のバイト経験は豊富だったから、サラリーマンに対して言ってることもなんとなくうっすらわかるもので。たくさんバイトしててよかったね笑

 

 

 

 

 

 

 

そんなことやってる時に気付いたことだけど、プロアマ含めサッカー選手でそういう「売り込み」を意識してる選手ってごく僅かで、新しいチームに移籍するにしても基本的には代理人に任せるか、とにかく次のテストで頑張るかって二択なワケじゃないですか。

 

だから、俺がこういう部分に気をつけて、フリーランスなサッカー選手として自分で売り込んで行く意識を持ったら、今以上のステージにたどり着きやすくなるんじゃないか?って考えるわけです。

 

 

じゃあPV(プレービデオ)やCV(経歴書)はこういう風に作ろう、名刺も作ってみよう、クラブの偉い人と話すときはこういうことに意識しよう、こういう仕事(サッカー)のやり方をしてみよう。ヒントはたくさん転がってて・・・

 

 

 

ただでさえ四流フットボーラーなわけで、アマチュアでも秀でた活躍ができるわけじゃない俺。だからこそ怪我から復帰したら、俺はそうやってサッカー選手になるんだ!ってヒントとかアイデアをどんどんストックしていきました。

 

 

 

 

その時に思いついたのが「ノマドライフットボーラー」思いついたってか目指してた。

 

 

 

 

 

サッカー選手がサッカー選手でいられなくなるのは、実力とか年齢とかそういうものよりも「食えないから」ってのが一番の大きな理由でして、現実問題としてクビになれば家族も養えないしメシも食えない。だからサッカー辞めて違う仕事しなきゃ・・・ってのが引退理由のほとんど全てなわけじゃないですか。

自分の限界!ってとこまで選手生命を全うできるアスリートなんて、ひと握り中のひと握り中のひと握り中のひとかけら中のひとりかふたり、とかそんなもん。そこまでキャリアを積み重ねられれば、もう本当に幸せ者だと思う。ってか幸せすぎるじゃん、ゴンさんもヒデさんも。

 

 

でも現実問題として世界のサッカー選手から割合を出せば、ほぼ99.999%「食えねえから」って理由で俺自信もサッカーを辞めることになるはず

現に、リハビリしながらでも飯が食えてるならサッカー辞めようなんて思わないわけで。

食えてないし、なんならこれから食えるようになっていかなきゃいけない状態のに、下手だしリハビリしなきゃだしだから悩むわけだ。

 

 

 

 

だけど、例えば。

俺が怪我してる間にフリーランスとして仕事を構築して、普段からフリーでできる仕事を幾つか持っていれば、サッカーでいざ食えなくなっても困ることはない。なんなら怪我から復帰してからも、シフトとか時給とかでバイトに入らなくてもいい。

これからの時代はパラレルキャリア・複業ってのが一般的になってくる(と、当時多くの書籍には書いてあった)から、サッカー選手と合わせて仕事を持ってることもおかしくはない。(はず)

 

 

と考えまして。

 

 

 

だから俺はノマドになってノマドワーカーになってノマドライフ送ってノマドライフットボーラーになんねんこらどこみてんねんおまえしばくぞぼけかすくそはげ。みたいな。

それがノマドライフットボーラーっちゅうのを目指したきっかけじゃった。ハタチの頃じゃった。

 

 

 

 

しかもそういうサッカー選手って今の世の中に存在しないから、もしそんなことが仮にできるようになれば、俺が俺こそが俺だけがスペシャルワンなわけで、スポーツ界だけじゃなくてビジネス業界とか意識高い学生とかからも必ず注目される。

注目されればその分仕事も増えるだろうし、執筆とか講演とかの仕事受注単価も上がっていって、結果的にサッカーの活動に支障がない程度の仕事量でも、それなりに十分飯が食えるんじゃないか?

 

 

 

そうなれば俺は一生サッカー続けられるし、クビになってもどこにでもテストいける!サッカーで食えなくてもサッカー辞めなくてすむねんこらおまえどこみてんねんしばくぞぼけかすはげ。

みたいな。

 

だし、そういう準備なら走ったりボール蹴れない今からでもできる!!

 

 

そんな誰もあんまり考えないようなことを、持ち前の謎の情報収集能力とアイデアで思いついたわけでした。うーん。特異。

 

 

でも当時、自分の中では画期的な名案を思いついたつもりでして、Evernoteに色々と仕事やブランディングのアイデアをストックしたりしてた。ノマドライフットボーラーって検索してもまったく引っかからないから、今のうちに商標登録しようかすら思ってた。

考えるとワクワクした。

ちやほらされてる所とか、講演してる姿とか、Twitterのフォロワー10万人ぐらいになって、「ハイチュウ食べてるなう」とかのくだらないつぶやきが1000favされたりとか、六本木ヒルズで金持ちパーティーにスーツで出てる自分とか、サッカーマガジンの表紙もプレジデントの表紙も俺!とか、学生やアマチュアサッカー選手から羨望の眼差しで見つめられる自分とか、情熱大陸のオープニングで「てぃらりらりらりらりらりら・・ぱぱぱーんぱーんぱーーーんぱっぱぱっぱぱぱっぱ」の音楽に合わせて、ノマドライフットボーラーって文字がにゅんって出てきて小4から変わらない汚い俺の字で「丸山龍也」がサインされて、んでんで、すべてはお客様のうまい!のために!アサヒビール!のナレーションンが流れて番組がはじまる・・・みたいなこととか、、、、とにかく妄想は捗ってた。

 

 

 

 

 

で、今。

 

 

 

 

 

んまあ、この案を見た人が色々と思う程度のことは、当然俺も本気でやってるわけだから普通に考えるわけです(笑)現実は厳しい。生半可な気持ちじゃね。おもしろい試みだけど。

 

 

そんなことに加えて、今の俺にはまずリハビリでそんな余裕ないじゃんとか、そもそもそういうニッチな分野でナンバーワンになることに人生レベルで魅力を感じなかったりとか、本当に自分がやりたいことじゃなかったりとか、戦力外になった時の保険かかってるのにサッカー選手として毎日に集中できるのか?とか・・・。

ていうかサッカーに魅了されてるのは食える食えないとかそこじゃないし!

長く続けるためにサッカーやってるわけじゃないし!

40歳までプロでやってけるよ、って決まった瞬間、毎日が魅力的なものじゃなくなるんじゃないか?だし!

 

とかそんなことまで思ってた、当然。本気だし時間だけはあるからいろいろ考えた。

 

 

 

こういうのって自分の実力で真剣勝負しないが故の逃げだな

とか、

そんな逃げ道作ってるのは男じゃねえ

とか、今まで学校辞めたり背水の陣敷いてたのにいきなり保険かけはじめてダセえな俺

とか、

てか俺はノマドより日本代表なりてえ!ワールドカップ出てえ!!

 

 

 

 

 

そんなこんなで自分がどうなりたいかをブラッシュアップしていくと、自然にノマドライフットボーラーとかそんなわけわからん虚業、マルヤマは目指してないよねって気づいてしまうわけです。まずはサッカー選手としてのキャリアを全うしたい。エブリデイ背水の陣で生きていきたい。情熱大陸は普通にサッカー選手で出たい。お笑い芸人になってもホームレスになっても出たいけどね(笑)

 

 

 

 

 

ただ、ノマドの勉強してよかったことはたくさんある。

ひとつは「サッカー選手になること」じゃなくて「サッカー選手になったら」を現実的に考えた。

これって兎にも角にもサッカー選手なりたい!って思ってた自分じゃ考えもしなかったこと。これはよかったと思う。

世の中の現実も知れた。ノマドとかフリーランスの本なんて、大概世の正社員を何らかの形でdisってくる。だからサラリーマンになっちゃったら大変だし、自分のやりたいことやれねえ!って小さい頃からの考えを再確認できた。

 

さらにさらに、病んで鹿児島でひとり暮ししてた時はフリーで仕事とって生活費稼いでたわけだし(家賃も水道電気代もかかってなかったから食費とかケータイとかお小遣いぐらいだけど)、横浜でプロなりたいぜニートやってた時も月にちょくちょく仕事してお小遣い稼いでたからバイトほとんどしなかったし、タイにいた時だって怪我して何も出来ない期間は金ばっか飛んでくわけだからスタバで毎日仕事してたわけだし。

 

ノマドの勉強してよかったってか、むしろ俺はノマドとして実際生きてたんや。

 

 

 

だからこそ、そうやって勉強したことも実際やってみた経験値も、ちゃんとサッカー選手として活かす。サッカー選手として成り上がる。

 

 

 

となってくると今、俺はノマドライフットボーラーを目指してるわけじゃないけど、ノマドライフットボーラーの時に考えた様々なアイデアは本当に活きてると感じる。

ひとりのサッカー選手としてフリーで上がってくための方法は常々いろいろと考えてるわけで、自分でドメイン取ってサーバー借りてブログ運営してるのはその一環。むしろセンスも実力も才能も実績も身長も顔もなんもないわけだから、そこが切り口っつーか活路。

 

 

 

だからクソ長いブログも平気で書くし、サッカー以外の業種と関わりが持てるように歩んでいくし、自分のプレーが大したことないってわかってても試合のビデオは撮ってもらえるようにするし、サッカー以外のお仕事の話があれば喜んでやる。宴会で一発芸もやる(違)

 

 

一個一個どうしてか説明するのはめんどくさいけど、フリーランスで何かするっっちゅーのはそういうことをしていくことなんだと思ってる。プロサッカー選手は全員がフリーランスなんだから、その意識をもっと強く持つ。そうしよう。

 

 

執筆だってやる。ビデオも作る。コンサル的なことだってやる。

 

 

サッカー以外からサッカーに還元する。それが俺の場合サッカーのためになる。

 

 こんな感じや、うし。

 

 

 

 

 

 

 

・・・あれ、それって結局ノマドライフットボーラーじゃね?

 

 

 

 

 

 

 

・・・人間の考え方って輪廻するものでして、一度否定したものに廻り回って戻ってくるってのはよくある話。笑

なんというか、ゆとり世代フットボーラーはノマドライフットボーラーでもいいのかなって。それが俺の強みなんだ。それが俺の生きる道なんだ。それが俺らしさってわけなんだよ。

 

 

んーでもサッカーがメインでありたい。肩書はプロサッカー選手が一番かっこいいな。

 

 

 

 

 そんな話でした。練習行ってきます!

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