ゆとり世代のプロサッカー選手。丸山龍也のオフィシャルブログ。現在は欧州リトアニアでプレー中。

2015年1月26日

南米の選手は貧乏だからハングリーって言うけど、それって日本人には無理なわけで

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「南米の選手はハングリーだ」

「あいつらは生活が懸かってるからそれがプレーに関わってる」

「貧乏から脱出するために、家族全員の想いを背負ってあいつらは戦ってる」

 

 

サッカーをやってると、その時々でこんな論調に出会う。

特に日本代表が南米のチームに敗れた時なんかは、そういったコメントを残したインタビューがクローズアップされることも多く、昨年のコロンビア戦後も、南米の環境と日本の環境を比較した記事をいくつか見た。

 

 

 

「ブラジル人は金を稼ぐためにサッカーをする。日本人は金を払ってサッカーをしにくる」

ブラジル留学時代にこういった言葉を浴びせられた日本人は多いようで、三浦知良選手や中澤佑二選手も例外ではなかったみたい。俺も少ししかブラジルは経験していないけど、こんな感じのことを言われたのは覚えている。

 

 

 

 

 

 

 

実際、南米の話然り、日本人はカネを払う論に然り、この手の意見はぐうの音も出せないぐらいの超正論。そういうメンタリティの人間が何万人も集まった中で、ふるいにかけ続けられて這い上がってきた選手と、日本のお坊ちゃんフットボーラーを比べると、、、、やっぱり現実はなかなか厳しい。

だから海外行け!ヨーロッパで揉まれろ!ってのが、日本人ハングリー精神欠乏論の大概の解決策なわけだけど、実際海外行ったところで、日本にいるよりは逞しくなっても、南米以上のハングリーさってそんな身につかんよね。

 

 

「日本人はハングリーさがないからダメだ」

とバッサリ切られることって何回あったんだろう。俺がサッカーをし始めた頃から、ハングリーさとか必死さって部分の欠如で、マスコミに叩かれてきた選手を何人観てきただろうか。

 

 

 

でも、それってかなり難しい問題だと思う。ハングリー精神を求めると、世界で一番それを獲得しづらい人種が日本人なんじゃないかと思う。

何千万回も言われてきた言葉だけど、日本じゃサッカーできなくなっても職は必ずあるし、家族が食えなくなることなんてない。もし本当にヤバくなっても生活保護だってハローワークだってあるし、サッカーが出来ないことでマジで地獄の底に墜ちることってない。(メンタル的にはあるだろうけど)

勝利給を手に入れないと子供が飯食えません!的な環境の選手が、何百人も集まってリーグ戦している国がある。その環境で揉まれピックアップされた11人と、日本代表じゃ、やっぱり貪欲さには雲泥万里の差がある。よねえ。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも俺はそれがダメだとは思わない。

 

日本人の環境は、ある角度から見れば「生ぬるい」「温室」「平和ボケ」みたいな言葉が並ぶ側面もあって、ハングリーさには欠けるけど、こんだけ人生に保険がかかりまくってる国だからこそ、できることってあるんだよね。

それが夢を追えるって環境

 

 

 

南米じゃマジで才能があってマジで本気でも、夢を諦めなきゃならない奴がゴマンといると思う。

映画「ゴール」のサンティアゴだって、ニューカッスルのセレクション受けれるっていうのに、お父さんが超冷徹に「夢なんか見るな」って言うわけじゃない。

サンティは夜逃げさながらの勢いで家族を捨てメキシコからイングランドに渡るけど、現実の世界では難しい。

ニューカッスルは映画でからこそだけど、例えば地元のクラブとか隣の国とか、そういう所から同じような話があったけど、サンティみたいに「夢なんて」って言われ、諦めなきゃいけなかった奴ってめっちゃいるはずなんだよね。

 

 

 

でも日本だとそうはならない。

親に反対されることは当たり前にされると思うけど、本人がマジの本気だったらたいていは親も折れる。自分が働かなきゃ家族が死ぬみたいな状況、めちゃくちゃ借金抱えてるとかだったらわからんけど、基本的にはあり得ない。いや、ゼロじゃないとは思うけど。

 

ドイツもそうだと思う。だからこそ、ワールドカップで4回も優勝出来てる。環境があるんだあそこには。

 

 

 

 

日本は物価も生活水準もGDPも高い。

 

 

 

だから日本でプレーするのが無理でも、仕事して貯金して海外にでも渡れば、きっとチャンスは見えてくる。これがブラジルとかメキシコとかインドとかの、田舎で貧乏な家とかに生まれたら無理なわけさ。

どんだけサッカーしたくたって、海外にはなっかなっかいけない。ぶっちぎりの才能があれば別だけど。きっとそういう能力のある人間は、誰かが必ず一回はチャンスを与えてくれる。

 

 

 

そういう意味では、もし俺が日本人じゃなかったらと思うとゾッとする。仮に俺がスリランカの田舎にの貧乏家庭に生まれて、サッカーが大好きだから海外でプロになろう!と思っても、もう諦めるしかなかったと思う。海外行くのなんて無理だもん。お金貯められんよ。

 

 

 

だから、俺の考えでは日本人に生まれたのは才能。

 

 

 

 

ブラジル人がお金を稼ぐためにサッカーしてるなら、日本人は夢をかなえるためにお金を使えばいい。

仕事はあるし、給料も高いし、情報は豊富だし、パスポートは最強だし、もうこれを全部活かしてやりたいことやればいんだよね。

 

お金がないことのハングリーさに勝つ方法は、夢をかなえるための高いモチベーションをもってやること。それだけ。

裕福な側から見れば、ハングリーの塊みたいな選手の貧乏な環境も、ある意味才能だったりする。だからハングリーな才能に勝つには、裕福であることの才能を使う。

 

 

 

 

 

 

えーっと。

 

 

 

こんなことを長いことダラダラ書いてるけど、俺は日本人に生まれた才能も、家が貧乏じゃなかった才能も、海外で仕事とか請けられる才能も、パスポートが最強な才能も、全部活かしてやる。

そういうことが言いたかった記事でした。笑

 

ハングリーじゃなくても才能がなくても、夢叶えたいんだから夢叶えたっていいだろ!馬鹿!

 

P.S.うーん。なんかブログ書くの下手になったな笑

毎日書かないと。

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