ゆとり世代のプロサッカー選手。丸山龍也のオフィシャルブログ。現在は欧州リトアニアでプレー中。

2015年8月27日

人生に裏道はあるが、裏道だけで攻略はできない。

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アスリートナレッジに記事を書きました。
タイトルは「必ず抑えたいビザの重要性。ドイツ下部やオーストラリア下部でプレーする選手が増えた”真の理由”とは? Text by 丸山龍也( @maru_ryuya)」

 

と題しまして、海外でプレーする際のビザの必要性・重要性を説いています。

アスリートナレッジからの記事は原稿料が出ています。他の執筆の仕事もそうですが、今年から実名で書いた記事で原稿料を頂くことが増えました。
今までもライターの仕事はしていましたが、クレジットが上がらない匿名記事だったり、名前の出るものは無報酬だったりとしていたわけですが、いつの間にか「プロ」になってしまっているわけです。

サッカーもそうですが、プロである以上はしっかりしたものを仕上げなければなりません。特に、バイトや社員などのように時間給や固定給ではなく、こういうフリーランスで受注するようなタイプの案件は、よりプロ意識が求められるというか、クオリティをないがしろには出来ないと節に思います。

 

 

 

 

さてさて。アスリートナレッジで記事が上がった後、Twitterの反応も様々頂くことが出来ました。そんな中

 

と、UEFAライセンスA級を持つドイツの中野吉之伴さんから反応を頂きました。

 

とにかく、正直ざっくりストレートな反応をすると耳が痛い。

 

 

特に

>裏口を探して通り抜けようとしたり、誰かに助けばかりを求める人間は必ずどこかで先に進めなくなる。
>クラブ経由でビザが取れないということは職業として認められないということ。それならば認可してもらうためにすべきことと向き合わなければならない。

 

このあたりがかなり苦しかった。なんというか、まさに自分が言われたくないところをチクリチクリされているような。

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いや、私丸山、ビザはちゃんとリトアニアでも取っています。後ろめたいことは今は何もない。いや、過去にもほとんどない。タイでミャンマーまでビザランやって、ビザの期限を更新したことはあったけど。
ビザがどれだけ大事かは身に沁みてますし、裏技の紹介も記事内でやったけれど、基本的にはすげえ重要なものだと常日頃考えていて、だからこそこうやって記事にするぐらい知識も付いたわけです。

 

 

 

 

じゃあなんで耳が痛いか?

 

それは、セルビアで詐欺られた時の僕に言われているような気がしてならないからです。

 

 

実際に中野さんがその時の僕に言っているのか、はたまた多くの海外留学中の日本人に言っているのか、その周りの留学会社やエージェントに言っているのか、その辺はわかりません。

 

 

 

 

ただ、当時の僕の状況を御浚いすると

 

「ビザの取得には時間がかかり、開幕戦の日にちが近づいている。チームは開幕から使える戦力がほしいから、自分でビザを用意できるなら入団できる」
「ビザを自分で作ればすぐ作れるけれど、預金証明を作る時間がないから現金を大使館に見せる必要がある」
「だから、先輩からお金を借りた」

 

「それで詐欺られた」

 

という経緯があり


→クラブ経由でビザが取れないということは職業として認められないということ。それならば認可してもらうためにすべきことと向き合わなければならない。

→裏口を探して通り抜けようとしたり、誰かに助けばかりを求める人間は必ずどこかで先に進めなくなる。

 

 

というコメントには、正直言い返す言葉もないというか、言い返す必要もないというか、言い返すどころか100%受け入れる気まんまんというか・・・。その通り過ぎます。
職業として認められてないのに、認可してもらうためにすべきことと向き合ってないし、裏口を通ろうとして誰かに助けを求めたら、先に進めなくなった。(そのあと、ありがたいことに支えてくれるみなさんのおかげで先に進めましたが)

 

 

 

 

 

 

色々考えていた。

 

 

僕は、基本的に他人の行動には善悪も含めてあれこれ言う気はあんまりありません。

裏技みたいなのとか抜け道的なものを使おうが、本道から正面突破直球どまんなかストレートに生きようが、それはそれぞれの人の人生観みたいなものにつながってるはずだし、悪いとも良いとも思わない。

学生ビザを取って学生のふりをしてまで、プロを目指すことに固執して命かけてる奴もいると思うし、もう形振り構わず無我夢中でやるしかない追い込まれたやつだってたくさんいる。

 

だから、別にどんなやり方で何をしようともそいつが良いと思うなら良いだろうし、悪いと思うならやめればいいじゃん。そんな感じ。

 

 

 

 

 

たーだ、そういうことを繰り返してるとどこかで行き詰まる。
これは間違いなさすぎる、言うたら人生の定理みたいなもの。抜け道と裏道だけで目的地に着くことは出来ないように、人生はなってる。どっかで国道に乗るなり、ちゃんと金払って有料道路とかバイパス通ったりしないと、必ず辿りつけない場所ってのがあるんだ。

 

 

 

 

例えばビザに関してもそう。裏技みたいなのを使って、とにかくその場その場を凌いでいけば、なんちゃってプロサッカー選手は続けられるかもしれない。けれど、そうやってるうちはホンモノののプロにはなれない。
ちゃんと労働ビザが降りて、それだけの給料を得て、社会に胸を張って生きるような人になりたいなら、いつかはその場を脱しないと行けない。

最後は正々堂々としてる奴が勝つ。これがこの世の中のわかりやすくシンプルな仕組み。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも悪魔に魂を売ってでも這いつくばってやりたいって時って、男にはあるよね。

 

 

 

記事には書けなかった、ビザに纏わるもっとえげつない方法も僕は知ってる。

例えばヨーロッパ(シェンゲン協定内)でオーバーステイすると、そのあとしばらくヨーロッパに入国できなくなるっていうルールがあるけど、ある方法を使えばそのあと簡単に再入国する事ができるのも知ってる。他にも裏技は色々と聞いてる。

 

 

今のとこそういう技を使う予定もないし、そういうことになるぐらいのショボイ事態になるなら、僕が思い描いてる目標には辿りつけないわけで、だから一生懸命ビザを延命させて海外に拘る気もない。
ただ僕はそれを使わないけれど、もし本当にそれについて困ってる奴がいたら、隠すことなく教える気がする。それはここまでに書いてきた人生観というか、自分のモノサシがあるから。

誰かが悲しまないのなら、ルールは破っていいのかな?って思うんだよね。破っていたら、超一流にはなれないんだけどね。

 

 

 

 

 

サッカーの中でマリーシア的なことをしていいのか、しちゃダメなのか的なものにも繋がるのかもしれない。

僕はズルいことはしても良い派。だけど本当の一流はそんなことしないから、それを使ってるうちは目標に辿りつけなそうなので、使わないようにしようと思ってるタイプ。

でもマリーシアみたいな小狡いことはダメだ!正々堂々やれ!っていう人も正解だと思うし、勝負に泣き事言ってらんねえ!バレなきゃなんでもやれ!っていう人も正解だと思う。

 

 

 

 

 

 

そんなことを考えてた日になりました。

 

 

 

 

急がば回れって言うけど、回れってどっちを回るのかわかんなくなってきたな(笑)

 

 

 

ビザひとつにしても、その人の人生観みたいなのが見えるから、面白いですね。

俺もしっかりトップリーグで労働ビザを出してもらえる選手に、来年はなろう。


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