ゆとり世代のプロサッカー選手。丸山龍也のオフィシャルブログ。現在は欧州リトアニアでプレー中。

2015年4月29日

上に行く人はひとりで成長しない。誰かを伸ばして、自分も伸びる。

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本田圭佑さんがイオンから出した「夢ノート」のCMを見ていました。

 

ミラノの子供たちを本田さんが訪れ、夢の大事さについてお話するという内容ですが、

「(列の)前の子は1年生やんな?」

「がんばれ、周りを見ずに書いてみ」

と、いつものビッグマウスな話し方ではなく、優しく子どもに話しかける口調というか優しさに、思わず感激してうるっとしてしまいました。本田圭佑にこんな風に話しかけられたら嬉しくて恥ずかしくてどぎまぎしちゃう。

 

 

 

CMを見ていただければ、夢を持つことの大事さとか、ホンダイズムとかそういうのには触れられると思います。なので、このブログ読者の皆さんにも動画を見てもらえれば、それに関して俺が言うことはなにもないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の丸山の思考テーマは、本田圭佑はなぜこれをやるか?というところです。

よく本田選手と比較対象に上げられる中田英寿さんは、こういう活動にあまり積極的ではなかったと思います。中村俊輔選手にしてもそうです。他の選手なんてもっと少ないんじゃないでしょうか。
とはいえ恐らく、メディアに出ない話が少なからずあるのでしょうし、彼らのすべてを知らない俺がわかった口を利くのはおこがましいのですが、とにかくハッキリしてることは「本田圭佑は子どもの前に本当によく出てくる」ということです。

 

先日はバンコクでサッカー教室を開いていましたし、石垣島で大雨に打たれながら村の子供を指導する様子も、NHKのプロフェッショナル仕事の流儀で拝見することが出来ました。また、彼のプロデュースするサッカースクール「ソルティーロ」は、爆発的な勢いで全国に勢力を伸ばし続けています。

 

いや、もちろんビジネス的な側面も多大にあると思うんです。ビジネスにならないのであれば逆にやらないだろうし、本田圭佑とてアラブの石油王ではありませんから、これだけの活動を手弁当でやるのは不可能でしょう。

単純に子どもが好きではあると思います。子どもにキラキラした目で見つめられ「スター」の扱いを受けることが快感でもあったりするんだと思います。
サッカー選手として、プロアスリートとしてこういう活動が大事だと心から思ってるだろうし、なにか伝えたいことがある・・・このCMの中で言っているように「僕にしか出来ない経験を与えてもらってるのに、それを自分の中に留めておくのはナシ」という感覚でもあると思う。

 

 

 

 

だけど多分俺が思うに、彼は子どもの前に立ち真摯に夢の大切さを説くことで、何かのパワーを自分にも還元してるというのもきっとあるんだと感じる。

 

 

言ったからには自分もやらなあかん、であると思う。
何かの気持ちを思い出すトリガーなのかもしれない。
夢を掲げ目標に進むという意識を、自分の中で濃くするためのアウトプットかもしれない。
何か子どもから学びたいのかもしれない。
自分のルーティーンなのかもしれない。

 

ただ、とにかくこれを成長に繋げるんだという意識、レアルの10番になるためにはこの活動が必要なんだという明確な意味付け、そういうものがあるはずだと想像します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成長する人は、周りを成長させながら自分が伸びていくという感覚を持っている。
自分が伸びてる時もそうだ。俺がサッカーを上手くなってた時って、周りの選手にも干渉しながら切磋琢磨していた感覚があった。
ひとりだけで上手くなろうとして成長しない人もたくさん見てきた。自分がインプットしたものを惜しみもなくアウトプットできる人は、大なり小なり成長してる。

 

 

今、言葉の通じない国にいる。
俺はひとりで頑張っている。ひとりで早く練習場に行き、ひとりで体幹して、ひとりで練習に集中して、ひとりで課題を見つけて、ひとりでそれを乗り越えようとしてる。

 

多分、だから上手く行ってない。リトアニアに来てからサッカーが上手くなった実感が無い。ビビるぐらいない。日本に帰って、FTAに顔を出す時が怖い。上手くなってないじゃんって言われる現実に当たりたくない。

 

 

 

 

本田圭佑さんはそのへんのガキンチョと共にですら、成長しようと試みてる。多分、ガキンチョと一緒じゃないとレアルに行けない・・・それぐらいの意識まで目標から逆算し、刷り込んでるからこその活動だと思う。それ以外のテーマや意義も当然あるだろうし、単純に人間的に素晴らしい人だと思うけれど、その根底にはそういう目論見もあるはずだ。

 

うまくなりたいなら、チームメイトと、仲間と、日本の友人と、まだ見ぬ誰かと、共に成長していくような感覚を持たなきゃダメだ。

 

 

 

 

 

誰かと上手くなろう。
俺が出来ることならなんでもするので、俺とうまくなりたい人も募集!

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