ゆとり世代のプロサッカー選手。丸山龍也のオフィシャルブログ。現在は欧州リトアニアでプレー中。

2015年3月27日

ただサッカーがやれるだけで幸せか?

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jesp


最近、モンテネグロでプレーする豊嶋先輩とのメール率が高まってます。基本的に、彼と人生でした会話の8割がメールなりLINEなりで行われている気がする。これは恐らく、お互い文章で自分のことを伝えるということに一長があるというか、好きというか、数少ない共通項というか、そういうのが原因なんだろう。

技術、フィジカル、メンタル、人間として、他愛もないこと、刺激になった言葉、最近のニュース。色んな悩みや色んな課題について話し合う。

 

 

 

 

1年前の今頃、彼からメールが送られてきた。内容は「幸せってなんだ?」というものだったと思う。彼は「ただサッカーがやれるだけで幸せか?」と俺に聞いてきた。


当時、俺はタイから帰ってきた後だったけど、絶好調だった。
サッカーや人生に対する考え方が変わりつつあったし、自分の課題も明確だった。長年問題だった家族の問題も解消されて、プライベートでもイケイケ。
2年動けなかった怪我の調子も良くなり、思いっきりサッカーが出来る喜びを存分に感じてて、もう全てが右肩上がりだった。

向上心を持つことも大事だけど、今あることに感謝して幸せを感じる。今の自分を認めてあげる。そういうミニマムなハッピーを見つけると、いい気持ちになれるということに人生で初めて気がついた。
だから、もう何しても幸せだった。上手くいっても幸せ、ミスしても幸せ、何食っても幸せ、何が起きても幸せ。毎日が本当に充実してた。悩みなんてなかった。

 

 

 

高校生に上がったぐらいから、ずっと自分は不幸せだと思っていた。
不幸せの真っ暗闇のドン底にいて、このトンネルを抜けた先に幸せな人生があると思っていた。
でも実際は、今この瞬間に幸せを感じられないと、トンネルを抜けようが何しようが幸せになれないな。そうやって気付いたのもこの時期。

 

 

 

 

だから、豊嶋邑作プロのその問いには、迷うまでもなくこう答えた。

 

「うん。幸せだよ」

 

 

 

彼は非常に懐疑的だった。
「お前の幸せって何?」と。
俺は「サッカーしてても幸せ、本読んでも幸せ、友達といても幸せだし、飯食ってても幸せだし、彼女がいれば彼女といるのも幸せだよ」と答えた。

 

 

 

尚の事、彼は突っかかってきた。

「そのどれか一つが欠けても幸せ?」
「自分が一番欲しい物が手に入らなくても幸せ?」
「俺はサッカーやれなきゃ不幸せだと思うけど、サッカー出来れば幸せとは思わない」

と。

 

俺は、当面はツライだろうけど、長い目で見たら幸せになるよきっと。と答える。

 

だけど彼は、サッカーが出来れば幸せとか、小さな幸せとか、そういうことに疑いの目をかけている時期だった。わからないけど結局、サッカー選手として圧倒的に成功しなきゃ幸せになれるわけない。きっと、そんな考えだったんだと思う。

 

その後、本田圭佑さんの言葉とかを持ちだして励ますも、俺の言葉に対して、彼はほとんど全て否定的に対応してきた。「言ってることはわかるけど」といいつつ、心で完全に拒否してるような印象だった。

 

俺は「わかってないなーユウサク」と思っていたが、その頃の俺には想像もつかないようなショックがその後やってきて、俺には幸せのど反対みたいな時期がやってくる。

幸せってなんだろう、と悩み眠れない日々。生きるってしんどいな、サッカーしてていいのか。
それを乗り越えてスリランカに行くも、やっぱりしんどかった。ヨーロッパに来てから何が起きたかは周知の通り。ずっとずっとしんどかった。

 

 

 

 

 

 

今、その頃のLINEから大体1年経った。
俺も彼も、何なら地球上の人すべてがいろんな経験をした1年だったと思う。
そんな時期を経て、尚、未だ僕らには悩みが多い。だからこそ、どうしたら良いか?どうやったら解決すると思う?と、色んな人に質問しながら、またも二人のLINEトークに輪廻してくる。

 

未だ答えはわからない。何が幸せで、どうすればハッピーで、何をすべきで。人生という長い時間をかけてもきっと答えは出ないんだろうけど、それを追い求めていくんだと思う。

 

ただ、わかったこと、共通認識がひとつ。

 

 

俺「サッカーで悩める悩みは幸せでしかない!」

彼「間違いない!」

 

 

 

幸せのかたちを一つ見つけた瞬間だった。

今、幸せです。がんばろう。

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