ゆとり世代のプロサッカー選手。丸山龍也のオフィシャルブログ。現在は欧州リトアニアでプレー中。

2015年2月17日

おい!ヤパーナ(日本人)、お前は周りでも走っとけって言われた話。

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実はセルビアに来ています。

ただ、自分のミスも含めてとにかくいろんな事があり、非常に状況は苦しいものでした。セルビアに来たものの1週間以上ホテルで過ごすだけの日が続くことに。

が、色んな縁があり、セルビアのとあるビッグクラブのセカンドチームで練習参加できることになりまして、最近はそこでプレーしていました。今は移籍期間なので、具体的なクラブ名や詳細はまたいつかどこかで。

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週末にはこれまたビッグクラブのセカンドチームと、凄くいい施設で練習試合も出させてもらいました。

しかし、チームに合流したのがマーケット締め切り2日前。チームのスタッフからは「あと1週間早く来てたら契約してたよ」と言われましたが、1週間前に来た所で「もっと早く来てれば」と言われたと思います。決まる奴は1ヶ月だろうが10秒だろうが、決まるときは決まる。

 

サッカーを長くやってると、「どこどこと契約寸前まで行ったんだけど、直前でダメになって」「代理人が」「怪我で」「ビザの問題」などなど、あとちょい話みたいなのを凄く良く聞きます。

が、結局そこも含めて実力でして、いくらおべんちゃらで飾り立てた所で、契約出来てないという現実以上のステージには立ってないわけです。だから、ごちゃごちゃ言わない。力不足。

 

 

 

 

 

「おいヤパーナ(日本人)、お前は一人でグラウンドの周り走っとけ!」

 

マーケットが締まり、今のクラブでは契約できなかった。

けど、コンディション調整のために練習参加させてもらったら、ウォーミングアップ以降終始これ。この前まではそれなりに普通に混ぜてくれてたのに、やっぱここはプロのクラブ。

試合に出ることもなく、何するわけでもない選手への扱いはシビア。しかも俺は外国人、とても厳しい。

 

 

 


でも、コーチに走れって言われたら、それが俺に与えられた課題。文句言う筋合いもないし、コーチに言われたことを素直に聞けないならこの先はない。

 

もう自分が上に行くのは、自分の力や自分の考えだけでは不可能だと思う。

人の力、人の考え、そういうものを頼らない限りはどうしようもないわけです。

だから、コーチの話は素直に聞く。やれと言われたことをやる。アドバイスされたことを試してみる。素直に受け入れる。



ということで全力で周り走って、転がったボール拾って、空いてるゴールにシュート打ったりドリブルしたりしてたら、「最後2分だけだぞ」と、紅白戦に出してもらえた。

ラストワンプレー、Aチーム相手にゴールを決めた。こぼれ球をしっかり詰めてスライディングゴール。ジョホールバルの岡野さんと全く同じ形だった。グラウンドの外で走りこんでたから、いいスプリントが出来た。そんで試合終了のホイッスル。

コーチは苦笑いだった。みんなが凄く祝福してくれた。俺はあんまりその瞬間は嬉しくなくて、早く終わっちゃって満足いかないからシリアスだったけど、ちょっと泣きそうだった。笑

 



これを続ける。腐ったら終わり、足を止めたら終わり、人のせいにしたら終わり。
言われたことを素直にやって、全力でチャンスを待つ。逃げたらダメ、泣きたかったら泣きながら頑張る、病んでも苦しんでも愚痴ってもネガってもやる。腐るのは3分だけ、外国だと何も予定通りに進まないけど、腹をたてる暇もない。

 

 

 

自分には後がない。チームメイトに「How old are you?」を聞くことをやめた。どうせ俺より年下だから。22歳はオッサン。

もうこの冬にやるしかない。結果を出すしかない。ここで結果が出せないなら、もうこの先サッカーやってても、プロとしてメシは食えた所でCLだの代表だと無理だと思う。ただでさえ無理なのに。

 

 

人生はボタンの掛け違いのような、ちょっとの差でどんどん方向が変わっていく。

ちょっとを全部自分に持ってくる。

 

明日次の国に行きます。。。。って予定だったんだけど、水曜日になった。ますます時間ねーよ。最初の予定じゃ月曜日出発だったのに。まあでもしょうがない。プラスに考える。しっかり調整して向かう。

 


ありがとうセルビア!ありがとうベオグラード!ありがとうみんな!!!! 出るぞCL、なるぞ代表、行くぞW杯。

 

 

 

PS.とある人に、傭兵稼業は次の行き先が決まってないのに「どこどこに行けそう」とポロッと言うと、何故かそこにいけなくなるものだと教わりました。言わないでいると、ビッグな所に行けるものだと。

そういえば、今までの人生もそうだった。言った時より、言わなかった時のほうが上手く行った気がする。

 

 

なので、セルビアも結構内緒にしてたつもりだけど、次の国に関しては本当にシークレットで行こうと思います。

チャンスが口から出て行くような、そんな真似はしたくない。もう多分次がマジのマジでラストチャンス。やるしかない。するしかない。

 

だけど気負いすぎず、自分らしく。

 

 

「頑張る」のは、今の自分を否定すること。今の自分じゃ納得いかないから頑張る。

俺のままで俺らしく、いい流れといい運をグッと掴みたい。

マジで契約したい、けどそういうことを思っても言わない。

片想いの人に好き好きアピールしても、大抵実らないのと同じ。求めたら逃げていく。

 

 

 

ただ、俺はやる。見とけよ。

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