ゆとり世代のプロサッカー選手。丸山龍也のオフィシャルブログ。現在は欧州リトアニアでプレー中。

2015年1月14日

悪意のない泥棒が一番、タチ悪い。

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僕は同年代(大学4年生相当)と比較すれば、多少は様々なアルバイトを経験したと自負しています。

15歳の時から普通に働くのは嫌だ!色んな物を見よう!と思い、なるべくシフトを提出するようなバイト先ではなく、人の縁やコネで色々な仕事をさせて頂いてきました。

怪我してサッカーが出来なかった時には電機屋さんとピザ屋さんで社員並みの労働時間で働いていた時期も僅かですがありますし、独立しようとパソコンひとつで仕事を受注してお金を稼いでいた時期もあります。

 

 

とは言え、社会に揉まれてせっせと働いている人生の先輩方に比べれば圧倒的に社会経験が足りないと思いますし、同年代でもインターンシップや学生起業等の機会を使い、勇気を持って世の荒波に飛び込んでいる人はたくさんいるわけで、彼らと比較するとまだまだ「子供」であることは否めないと思う日々です。

 

 

幼少期から将来を有望視されてきたわけでもなく、辞めようと思えば止める人間もいない自分のような人間が、それでも「俺がやりてえから」という理由だけでサッカーをするというのであれば、もちろんの如くキレイなことだけでは成り立ちません。

 

様々な人に色々な面からサポートしてもらわなければならなく、そのひとつに金銭的な面もあると思います。

 

 

 

チームに所属して給料をもらうということも労働の対価という意味合いの中に、サッカーをプレーする上でのサポートを受けてるという面もあると思います。

若くしてサッカーを続けるのであれば親のサポートも当然必要で、僕自身も親の支援なしでヨーロッパにトライするのは現状難しい・・・ということは隠す必要もないと思います。日々、感謝です。

 

 

 

 

ただ、誰かからお金を対価としてもらう、または投資してもらうという面において、自分は決定的に理解が甘いと感じます。わかっていても時にだらしなくなってしまうのは、頭で理解していても実際に身に沁みていないということの何よりの証拠でして、そこはどうにか改める必要があると感じています。

 

特にスポーツ選手というのは多くの普遍的な社会とは乖離している存在ですから、そういう感覚というのは自分から欲さないと身についていかない部分だと思います。

 

 

 

 

 

というわけで最近YouTubeではそんなことを学べる動画なんかを流し見してるわけですが、特に興味深いのがマネーの虎。

 

 

僕が小学校2,3年生の時ごろでしょうか。世間的にもかなり流行していた番組で、僕より上の世代には説明する必要もないと思います。僕以下の世代は少し調べて貰う必要があるかもしれません。

 

この番組が流行った背景には、志願者が出資者である「虎」こと大企業の社長さんに、罵倒され詰られるのが痛快・・・という部分が不景気の時代に上手くハマった、という要素が大きかったと思いますが、今改めて見てみると、その「罵倒」も非常に勉強になる言葉の数々です。

 

 

 

 

というわけで興味半分、暇つぶし3割、勉強2割ぐらいの気持ちで見ているのですが・・・

 

 

 

 

 

特に印象深かったのはこれ。うどんの回。

内容は動画を見てもらうとして、虎のひとりである高橋がなり社長が言っていた言葉が、特に心に染みました。

 

 

 

 

 

あなたねえ、(出資を受ける)資格ない。

俺ね、説教する気もないもん。何にも。

気が付きな?自分の能力ってものを。

人からお金貰うってことは、そんな能力じゃ泥棒になっちゃうんだよ。

で、悪意のない泥棒が一番タチ悪いの!

 

 

 

 

軽薄な考えの志願者が、「虎」である出資者から総スカンを受けるのがこの回ですが、その中でもこの一言はキツイ。

志願者の計画や熱意が甘く、悪意があるわけでもないので「お前はこのままでは悪意のない泥棒になるぞ」と、高橋がなりさんは仰っているわけです。

 

 

 

 

 

 

お金を払ってサッカーをしていたのが、誰かにサポートして貰う立場になったのが岩手でプレーし始めた18歳の頃。

それから多くの人に、お金を頂いたり、何かを補助してもらったり、費用を軽減してもらったり・・・無形の援助も含め、様々な人に様々な形で応援されてきました。

 

 

 

でも俺は果たして、支援を受けることに値するだけの人間なのだろうか。また、それだけの価値があった人間だったのだろうか。

 

 

 

 

お金があれば、施設があれば、あれができればこれが買えれば・・・・どれだけ自分に謙虚になっていたとしても、もう少しサポートさえあれば俺はもっと上にいけるのに!と思う瞬間は誰しもあると思います。俺も例外じゃない。

 

 

でも、その前に俺がそのサポートを受けた所で、泥棒で詐欺師で嘘八百の口だけ番長になってしまわないだろうか。

 

 

 

 

 

お金を出して欲しい、支援をして欲しい。

そう思う俺は、どれだけの熱さを持って、どれだけの計画を用意して、どれだけの眼差しで、サポートしてくれる可能性がある人にそれを訴えることが出来るだろうか。そもそもそれを発する資格があるだけの行動を過去、そして現在にしてきているのだろうか。

 

 

正直、普通よりはちょびっとだけ弁の立つ人間だと思います。そして純粋さもそこそこあると自負します。

だからこそ、俺は「タチの悪い、悪意のない泥棒」になってしまう可能性があると思う。チャンピオンズリーグに出る、日本代表になる、ワールドカップで点を獲る。そうやって嘯いて、誰かに支援をさせ、結局何もしないクズ人間になる未来だって十二分にある。

 

 

 

そんなことを思う日々です。

 

 

 

 

 

そうなりたくないのなら・・・・いや、そうなってはいけないから、もっと俺はやらなきゃダメだ。

もっともっともっともっと。

 

 

 

お金やモノだけじゃない。

 

直接会って、メールで、電話で、ラインで、ネットで、フェイスブックで、ツイッターで、インスタグラムで、どんな形でも応援してくれる人はいて、言い換えればその人が「頑張ってね」と言う時間を投資してもらってるとも言い換えられる。

であれば、その投資にはリターンで応えないといけない。必ず。

 

 

 

 

世の中すべてが損得や利益不利益、プラスマイナスで出来てるわけでもないけど、それは出資者や応援してくれる人が言ってもいいセリフであって、やっぱり俺はそういうことを言える立場にはない。応援してもらってるわけだから。

だから、絶対に必ずどうにかして、何らかの形でそれを返していかなければならない。

 

金銭的なものもそうだし、モノもそうだし、メリットの提供かもしれないし、感動かもしれない、自信かもしれない、刺激かもしれない。

 

 

 

恩を仇で返すのだけはしちゃダメ。

 

 

口では言いつつも、社会経験の低い俺がいうことだから、やっぱり世間から見れば浅いかもしれない。でもでもでもでも、浅かったとしても俺が出せる100%は出さないと。

 

 

 

 

 

 

だからこそ、もっと言わなきゃダメ!デカイことを。プレッシャーかけて、プレッシャーかけて、プレッシャーかける。

 

チャンピオンズリーグ出るか、代表選出されるまで日本帰らない!!!

 

 

 

 

 

 

 

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